社内ルール

アトリエ イシカワのプロジェクトには、共通のルールがあります。
一般的なことのようですが、開発に関るスタッフは、
遵守することで作業の効率が向上することを知っています。

開発現場の心得
■ プロジェクト・ビジョンに準じる
    要求分析時点で必ず「プロジェクト・ビジョン」または、「製品ビジョン」を作成します。
    設計、開発工程を経るうちに、当初のビジョンとかけ離れることのないように、 仕様検討時には原点に立ち戻ります。

■ 要求仕様、仕様検討履歴の徹底

    設計理念の履歴をたどる重要な書類である認識を持って、保存します。担当が変更になった場合でも、検討履歴より設計思想の継続を可能にします。
    個人の為し得た仕事は組織の仕事であり、会社の仕事として、敬意を払って継承されます。

■ アジェンダ、議事録、要求仕様(アクションリスト)
    これらは、マネジメントの三種の神器です。
    必ず記録をとることで、プロジェクトのステークホルダーへの理解を促します。

■ WBS が成功の元
    全ての作業は、具体化していないと実施されません。
    必要なのは、WBSできる力です。
    □ 相手の能力に応じたWBS
    □ 部下の能力に応じたWBS
    納期までの実現可能なスケジュールを組み立てることが、成功への近道です。

■ 工程管理の徹底
    プロジェクト遂行時、進行工程を管理し徹底することで、混乱を防ぎます。
    イテレーションが可能であれば、工程を繰り返すことで、プロジェクトの成果を向上させることが可能となります。

リーダーの心得
    プロジェクト・マネージャ、リーダーは、開発者達をまとめて業務を遂行せねばなりません。
    人海戦術が効果的なのは、一時的であり、場当たり的対処では、人心は離れていき、プロジェクトの成功率は低下します。
    アトリエ イシカワでは、リーダー教育を以下のように導いています。
    コンサルティング・実務指導では、この内容を実践するポイントをお伝えしています。
    → 「効果的プロジェクト管理」は、こちら

■ 公明正大
    プロジェクト・メンバには、公平に情報開示しましょう。

■ 先憂後楽
    不測の事態が起こらぬ様に常に配慮しましょう。
    全てに対策を講じることは不可能です。リスクがある場合には、それが引き起こす未来を
    メンバに伝えましょう。

■ 平常心
    トラブル発生時には冷静に対処しましょう。批判は、行いません。
    トラブルは何故起こったのか? を分析し、原因をメンバで共有できる経験知ととらえて、伝えましょう。
    対策を必ず講じる場合には、その理由を伝えましょう。

■ 先見性
    プロジェクトのスケジュールの少し先を予測しましょう。遅延が生じている場合には、
    そのリスクヘッジするタイミングが必要です。

■ 相互理解
    進路や方向の変更時、指示は具体的に出しましょう。
    その際に、変更理由、ルールや原理をも教えて、メンバの理解を促しましょう。
    自分だけが知っている状況は禁物です。
    特に技術に関しては、メンバの技量が統一されていない場合、個別の対応も必要ですので、結果的にはプロジェクトの成功のために早めに技術指導を行いましょう。


アトリエ イシカワ コンサルタント・グループ 編纂