家の近所を散策中、道端で蠢く蝉の幼虫を発見!
これまで蝉やそれの脱け殻はいくらでも目撃してきたものの、生きている幼虫にお目にかかったのは、生まれて初めて! 蝉は卵から孵って3〜5年もの間、地中で暮すという。
こいつにもようやく『蝉』になる日が訪れたに違いない。 しかし、こんな道端でモソモソしていたらきっと誰かに踏み潰されてしまうに違いない。
こいつにはなんとしても無事に『蝉』になってもらわねば!
拾い上げて近くの樹の根元に這わせて、無事を祈り、その場を立ち去る。
5分程歩いて家路につくものの『ヤツ』の事がどうしても気に掛かり、再び引き返して様子を見に行った。
確かこの辺のハズと思い樹の根元辺りを捜索するが見当たらない! こんな短い時間でいったい何処へ消えてしまったんだろう?
まぁいい!明け方にはきっと元気に、大空へとはばたいていることだろう。
再び無事を祈り、身体の向きを変えたその時、足元で『プチッ』と何かがはじける音がした…(泣)