コンサルタントの眼
第10回「メンタル不調時、まずやってほしいこと」
~ 夜中のカップ麺、カルビ丼は、… ~
by 石川 恵美
メンタル不調、まずはこの一歩から
「21時までに夕食を済ませてほしい、腹八分目までで」
これは、消化酵素を無駄使いしない、体への負担をなくすためです。
「夜遅くだけれど、ちゃんと夕食をとった、栄養とった」にも関わらず、朝、目が覚めて、だるさが残っている、起きる気がしない、会社に行く気がしない、回復すると思っていたのに~、
何故?
(株)アトリエ イシカワがこれに気が付いたのは、6年以上前。
プロジェクトの打ち上げで、”豪勢特上カルビ焼肉を深夜までたらふく!”の翌日、顔色ツヤツヤどころが、眼の下のクマが一層濃く、肌はカサカサ、体調悪化、
ほぼ全員が時間通りに出社できない、起きれませんでした。
ご褒美を奮発したのに、なんでやねん…
それは、就寝中に体を回復させるために使われるはずの酵素が、消化に回されているからなのです。
プロジェクトの打ち上げ=もう疲労困憊していて、酵素が激減した状態。
就寝中に酵素が消化に使われてしまうと、身体が十分に回復は、しないです。
これを10年以上続けていては、朝は絶対つらくなります。
特に、夜中のカップ麺、カルビ丼は、地雷を体に貯め続け、つまり、朝起きられない、会社に行きたくない、勘弁してくれ~と、メンタル不調を促してしまっています。
21時までに腹八分目食べる、日付が変わらないうちに就寝する、これを10日続けてみてください。
お腹がすいて、目が覚めます。朝食を食べたくて、起きるのです。
これが自然な回復力の流れ。自分と格闘しなくても、起きられるようになるのです。
そんなぁ、できっこないよぉ、この環境で、どうすりゃいいんだ?!
そうです。できる環境なら、とっくにやっているんです。できない理由があるんです。
「でも、何かしら改善したほうがいいかなぁ、このままでは、まずいかも」と思うあなた、
「こっちのほうがいいかな?」、「でもさ、焼石に水だよね」って迷う時、ちょっと記録をつけてみましょう、
迷った時だけ、記録するのです。こんな時、
「夜ごはん、今日もデスクでカップ麺のみの夕食は、やめとこうかな、どうしようかな?」
①せめて19時の休憩でコンビニでサラダと味噌汁と軽食を買ってくる、と決心する。
②あ、でも時間がない、コンビニまで行くのも、気が引けるし、今度にする、と決心する。
迷った内容と選択した結果を記録していると、意外なことがわかります。
まずは、10日以上、記録してみてください!
本項目は、2016年アトリエ イシカワ メソッド 改定時に追加された項目です。
記録の御利益は、次回の「第11回 コンサルタントの眼」にてご紹介いたします。
(12月中旬掲載予定 )
2016/11/29
石川 恵美
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国内精密制御装置メーカ勤務後、1994年アトリエ イシカワを設立。
専門は、半導体製造装置、検査装置、製造管理システム。
アトリエ イシカワ代表取締役 装置プロデューサー/生産ラインコンサルタント